海外生活体験者・学生インタビューvol.6


小原裕弥さん。1986年静岡県生まれ。生後すぐに千葉に移り、小学校6年生から高校卒業までの7年間、カナダ・バンクーバーで海外生活をおくる。高校卒業後、帰国し、慶應義塾大学経済学部へ入学、現在3年に在籍。日吉の地域活性化イベントを行うサークル「ヒヨシエイジ」の今年度代表を務めている。

―カナダでの海外生活について教えてください。

特に印象に残っているのは、カナダの学校の授業がともかくプレゼンテーションづくしだったことです。はじめはまわりの自己主張の強さに驚いたのですが、何回もプレゼンを重ねていくうちに、しっかりと自分の意見を持ち、それを伝えていくことの大切さを実感しました。ここで得た「自己主張」というスキルは、今の活動にも大きく貢献していると思います。

また、早い時期から学校での授業内容をすべて自分で決められたり、校則が緩かったりと、多くの自由を与えられました。そういった自由の中で、決断力や自由に伴う責任の重さを学ぶことができたと思っています。

もちろん、カナダでの生活では、人種差別や言語の壁など困難も多くありました。しかし、そういった困難は常にプラス指向に考えることで、乗り越えられたように思えます。

あとは、テニス、アイススケート、それからスキーなど、カナダらしい多くのスポーツを経験できたことは嬉しかったです。

―日本での大学生活の中で一番印象に残っているのはなんですか? その活動について教えてください。

僕は大学に入学したときから、なにか慶應生らしいことをやってみたいと思っていました。そのとき出会ったのが、毎年花火の打ち上げイベントを企画していた「ヒヨシエイジ」でした。「ヒヨシエイジ」は、大学と地域の接点となり「つながり」をつくることで、日吉の町を元気にしようというコンセプトの下に活動しているサークルです。今年は、銀杏並木でお祭りイベントを企画したり、地域住民と慶應生が共に出演するステージ・イベントやキャンパス内の有名スポットの装飾、展示会を実施したりする予定です。開かれた大学の中で、地域住民と学生がお互いを知り合って欲しい。そして、様々なことを共に経験して欲しいと思っています。

―「ヒヨシエイジ」の活動を通して学んだことはありますか?

代表になって、サークル全体を見ながら、メンバーのフォローもしなければならず、まとめることの大変さを知りました。自分が動かなければ、サークル全体も動かないのです。しかし、その中で、行動力、コミュニケーションの大切さ、そしてゆるがない意思を持つことの大切さを学ぶことができました。また、周りを巻きこんでいくことで、「つながり」が生まれるということにも気づくことができました。

―今、小原さんにとって一番大切なことはなんですか?

やはり、自分が企画に携わったイベントをやり遂げることです。「やってくれてありがとう」という言葉を聞きたい。そしてなにより、自分たちで「やってよかった」と思えるイベントにしたい。それが今の僕にとって一番大切なことです。

―将来の夢はなんですか?

ディズニーランドでのバイトや「ヒヨシエイジ」の活動を得て、これからも人と接する仕事をしていきたいと思うようになりました。将来は、イベント企画や音楽を使って、社会にエンターテイメントを提供していくことができたらなと思っています。

―後輩へ一言お願いします。

大学生活は、みんなが思っているよりはるかに短い。だから、なにかしたいことや目標を見つけたら、すぐに行動に移してください。「やっておけばよかった」と、後で後悔をすることがないような大学生活を送って欲しいと思います。

インタビューアから一言

小原さんはまさに夢の国、ディズニーにぴったりな笑顔の持ち主で、とても楽しい雰囲気の中でインタビューすることができました。彼のインタビューなのに、自分の話しが終わると「青山さんはどうでしたか?」と私の話を聞こうとしてくれて、彼は本当に人と接することが好きな人なんだなぁと感じました。そして、しっかりと自分の意見を持ち、目標に向かってまっすぐな彼だからこそ、多くの人が彼についていくのだと思いました。私も小原さんみたいに誇りに思えるなにかを大学生活で見つけたいと思います。イベント頑張ってくださいね!
interviewee_s_145_profile.jpg   青山愛。幼少期をアメリカ、ニューヨーク州、中・高をテキサス州で計12年間過ごす。高校2年のとき日本への帰国が決まり、国際基督教大学高等学校に編入。卒業後、京都大学経済学部に進学。現在1年在学中。