海外生活体験者・学生インタビューvol.11


細間理恵さん。1983年埼玉県生まれ。幼少期をフランス、ドイツで過ごし、帰国後は埼玉県の小学校へ入学。中学3年からイギリスへ渡り、寮制の高校へ4年間通う。卒業後帰国し、現在一橋大学経済学部4年に在籍。大学では経済産業組織を専攻。趣味はスポーツ観戦。

―この度LVMHへのご就職が決まったようですね。おめでとうございます! 小さい頃からの夢が叶った感じですか?

漠然と持っていた憧れの世界に近づけた感じはします。大学でもブランドイメージについて研究していたのでよかったなと。でも将来の夢が叶ったかといわれるとそうでもないかな。

―それはどういうことでしょうか?

今はまだ、スタートラインに立てたばっかりって感じです。これから頑張って、自分でブランド持ってこれるぐらいになりたいし、結婚もして子供も欲しい。海外で勤務したいっていう夢もあるし……。夢っていうか希望? やりたいことは沢山あるので、この会社に内定もらえたことで夢が叶ったとは、ちょっと言い難いかな。

―なるほど、そうですよね。ところで、大学生活での学びは就活で役立ったと思いますか?

LVMHの面接でゼミでの研究テーマの話しをしたら、関連性があるからけっこう食いついてくれた。でも別にそれじゃなくてもよかったかもしれない。面接って必ずといって良いほど「学生生活何をしていましたか?」って聞かれるのね。でも学生生活って一言でいっても長いじゃない。勉強もサークルもバイトも遊びもいっぱいあるし。だから何でもいいと思うの。どれだけそれを一所懸命やったかが伝わって、それが自己PRに繋がれば。大学生活で頑張ってきたことを、会社に合わせてネタ変えしていくことが大事だな、と思いました。

―とても参考になります。話は変わりますが、細間さんって、去年の夏休み何されてましたか? 就活にむけて何か特別なことしていました?

う~ん……。結構普通に過ごしてたかな。バイトしたり遊びにいったり、たまに企業説明会とか行ってたけど。あえていえば自己分析かな。これはね、ほんと就活始める前にやっておくことをお勧めします!

―具体的にどうやったらいいんですか?

私はね、友達とやったんだ。紙にね、自分が生まれてから今に至るまでに起きた印象的なことを、全部グラフにして書いていったの。楽しかったことも、悲しかったことも、なんでも。それで全部出来事が書けたら、次は、じゃぁなんでこうなったんだろう、なんでこう思ったんだろうって、なんでなんでなんでって深く探っていくと、自分の本質とか好きなもの、大切にしたいものが見えてきて、自分っていうものがわかってくる。なんかね、楽しいよ。自己分析っていうと難しそうってイメージあるけど友達とやるとそうでもない。

―確かに楽しそう! 自分の人生をグラフで振り返るっておもしろそうですよね。

うん。自己分析しとくと何がいいかって、エントリーシート書くときにすごくスムーズにいくんだよね。自分のことって漠然とはわかっているけど、それを言葉にして相手に伝えるっていざとなると大変。色々やらなきゃいけない本番時に、そこでもたついてたら、なんかもったいないから。

―ぜひ参考にさせていただきます! では、細間さんの海外生活について教えてもらえますか?

親が転勤になったので一緒に渡英したんだけど、私だけロンドンから二時間ぐらい離れた日本人の全くいない高校へ入りました。4年間寮生活だったから、本当に英語漬けだった。寮だったおかげで友達との仲もだいぶ深まって、今でも連絡とったりしてる。

―日本に帰ってきてから、自分は違うな、とか、帰国子女であることを意識したりしました?

あんまりないかな。大学生活の中で意識したことはあんまりない。一般常識がないな、とは思ったりしたけど(笑) ただ、初対面の人に「帰国なんだ、すご〜い!」って言われるのはちょっと嫌だった。別に私はすごくないよ、って思う。

―その気持ちわかります。では帰国子女でよかったなと思うことはありますか?

早いうちから色んな世界が見られたこと。そのおかげで色んな人とも出会えたし。その全部があって今の自分があると思うので。

―そんな細間さんが、一番大切にしていることって何ですか?

なんだろう……人間関係かな。人との縁は大切にしようと思っています。だからイギリスの頃の友達とも連絡をとるし、河合の頃の友達も、学校、バイト先、色々な場所で出会った人全てが大事。それが就活でも役にたったなと思うし。あと自分のしたいことをすること。人の言うことは気にしないで、マイペースに生きていくことが自分のなかのテーマでもありますね。

インタビューアから一言

細間さんはとても気さくで話やすい方でした。「なんでも聞いてね」との優しいお言葉に、遠慮なくたくさん質問してしまったのですが、すべてに一所懸命答えてくれました。就活に関するお話もたくさん聞けましたが、彼女と話をしていると、本質的に大切なところは人間性なのだなと感じました。真正面から向かい合って人と接する態度が、細間さんの尊重する「人とのつながり」にぴったりと当てはまっていて、それがきっと細間さんの魅力であり強みなのだと思いました。一緒にお話をしていて「素敵」と思える人を、企業も欲しがって当然。私も細間さんのように自分をしっかりともった上で就職活動に望みたいと思います。

水谷真理。1986年愛知県生まれ。12歳まで名古屋で過ごし、その後渡米。ミズーリ州の現地中学・高校へ通う。卒業後帰国し、早稲田大学人間科学部情報学科へ入学。現在3年に在学。メディアコミュニケーションを専攻。