海外生活体験者・社会人インタビューvol.20 ~前編~

interviewee_s_46_profile.jpg 吉田隼人さん。1977年東京都生まれ。生まれてから高校1年まで、東京に在住。高校1年の途中から高校3年まで、アメリカのミネソタ州に滞在。帰国後、成蹊大学経済学部経営学科へ進学。大学卒業後は商社へ入社するが、退社し、飲食業に就く。その後、知人が出資した会社でマッサージ店を開業。‘07年からソニー生命保険株式会社に在籍し、現在はライフ・プランナーとして活躍中。

―初めての海外はいかがでしたか?

それまで、引越しとかしたことがなかったので、全てが初めてでしたね。まぁー、そのときは高校が特に面白くなかったから、いいかなっていう感じだった。ある意味、何か求めていたのもあるから、よかったと思います。

ただ、いきなり現地校に入れられて、日本人がすごく少なかったから、向こうは外国人だっていう目で見てくれなかったんで、それは大変でしたね。まず、話せないから、なにか体を張らなければ、注目されないんですよ。芸人みたいに(笑) とりあえず、思いっきり扉にぶつかるとか。しかも、それも本気で。それから、プールの飛び込み台は、誰よりも高くから飛び込むとか(笑)

―(笑) すごく受けそうですよね。すぐに溶け込めました?

僕はスキー部に入ってたんだけど、その中にすごく日本語に興味を持ってた人がいて、日本語を教えてって言われたから、その代わり英語を教えてよって。「あいうえお」から教えて、発音もちゃんとしたいって、向こうが言ってきたから、僕も発音もちゃんとしたいって言ったんです。差別されるのが嫌だったから、当時高校生だったけど、ABCの発音練習からしました。向こうは真剣に付き合ってくれたから、そういう意味で心強い味方がいたんです。

―帰国子女でよかったなって思うときは、どういうときですか?

うううーーーーんんん……、いっぱいあるなぁ~(笑) 帰国子女っていうだけで、誰しも耳をピクッとさせますよね。だから、話題として楽ですね。

ただ、高校の友達と飲みに行くっていう話を聞くと、ちょっと寂しい。だって、絶対疎遠になるもん。どんだけ頑張っても、日本にいる人たちには敵わないですよね。それこそ、英語の発音から教えてくれた友達とも、もう連絡がとれなくなっちゃった感じで。その当時は、今みたいにインターネットも普及してないし。

―大学ではどういったことをされてましたか?

毎日がクラブ活動でしたね。競技スキーのクラブに入ってました。高校時代からやってたから。

―お仕事についてお聞かせ願えますか?

最初、海外経験があるから、国とか文化といった壁を越えた仕事に憧れを持っていたので、商社に勤めてました。3年勤めてたんですけど、アメリカにいるときのプール・バーが非常に印象に残ってて、ああいう雰囲気の飲食店が日本にもあればいいなぁ~って思っていました。若いうちに、なんらかの形で経営者の感覚を身に付けたいと思って、当時流行りの少し前でしたが、ダーツ・バーの魅力がブール・バーに近いものを感じ、飲食業に飛び込みました。

ある程度の接客や経営内容を学んでたところ、知人同士で会社を立ち上げて何かをやろうっていうことで、吉祥寺にマッサージ屋さんを開業しました。そこでは、会社の立ち上げから人材の発掘、店舗のデザインや場所の決定、店舗の運営・管理等々、本当に「ゼロ」からやって、一年間掛けてなんとか軌道に乗せました。お店の名前は、リラクゼーションサロン「ゆとり」です。吉祥寺の丸井横にあるので、一度行ってみて下さい。

―現在はソニー生命株式会社にお勤めなんですよね。

そうです。30歳になって、今までの経験を踏まえ、長期的に将来のことを考えました。そんな時に相談した方の一人が、大学のスキー部のOB会長でした。学生当時、主将をやってたこともあって、僕はOB会長とも仲が良かったんですよ。そしたら、「待っていたよ、話だけでもうちのところに聞きに来たら?」って。そこで話しを聞いてみたら、やばいくらい会社全体が熱かった(笑) 営業の人が、これほど一所懸命やろうとか、会社のために貢献したいとか、会社が大好きだとかいうのを、僕は聞いたことがなくて。生命保険というものの本来の力や考え方、「日本の保険業界を変えて行こう!」というパワー、お客様に対する「愛」を語る会社にすごく魅力を感じちゃったんですね。これなら生涯を掛けて続けて行く価値があるって。そして、現在に至るっていう感じです。後編はこちらから>>

interviewer_s_20_profile.jpg 島田恵理子。1986年東京都生まれ。5歳から11歳までカナダ・トロントに滞在し、一旦帰国。15歳のときに、今度はオーストラリア・シドニーへ。日本の大学受験を機に帰国し、現在、慶應義塾大学法学部法律学科2年生。大学ではオステン研究会に所属し、国際刑事法、刑法を専攻。‘07年12月に第29回国際学生シンポジウム、‘08年2月にはFRI CAMP 2008に参加。‘08年4月に「PARASAIYO」のチャリティー・マラソンの運営に携わる予定。