海外生活体験者・学生インタビューvol.31

interviewee_s_66_profile.jpg A.T.さん。1988年福岡県生まれ。中学3年から高校3年まで、夏休みごとに海外に。高校卒業後、慶應義塾大学総合政策学部に入学し、現在2年に在学中。大学では、雑誌編集の研究会に所属。

―まず、海外生活について教えてください!

中3から高3まで、夏休みごとに海外に行っていました。中3のときは福岡県の交流キャンプでアメリカに、高1では学校主催の語学研修でカナダへ。高2はウィスコンシン州のライオンズ・クラブの方のところにホームステイさせていただき、高3のときは、AIUの交流プログラムでプリンストン大学の寮生活をしました。

高2のホームステイ先は田舎で、牧場で馬を飼っている裕福なお宅でした。金曜日(フライデー)にはフライを食べに行くのがその州の習慣で(笑)、所有している山を馬で越えて、行きつけのバーに行っていました。

高3のプログラムでは、午前中は大学で講義を受け、午後はアメリカ人のルームメイトとの共同生活の中で、様々なことを体験しました。午前中、私は英語の授業、ルームメイトは日本語の授業を受け、午後はお互いが先生になって、教え合って宿題をやったりして、とても良い経験になりました。

―帰国後、海外生活によって何か変化はありましたか?

一人で海外生活を体験して、自分の意見は自分で言わなきゃ、相手に何も伝えられない状況に追い込まれたことで、行く前よりはっきりものを言うようになりました。また、海外に行く前は、毎日遊んでいるひとが友だちだと思っているようなところがありましたが、海外に友だちができてからは、友情が距離、近さではない、より深いものになりました。さらに、日本では経験できないことをして、見て、聞いて、食べて、喋って、感性が磨かれて、考え方が作られました。海外生活あっての今の自分だなと感じます。

―語学の勉強を頑張っていることについて、聞かせてください。

英語に関しては、今年中にTOEICで900点取ることを目標に勉強しています。リスニング、スピーキングができても、リーディングで足を引っ張ってしまうので、ECCで、週2回、2時間のリーディング特化のプライベート・レッスンを受けています。

フランス語に関しては、今年の夏にフランスに語学研修に行こうと思っているので、週2で、大学の外国語学校に通っています。今年の夏行って決めようと思っていますが、来年1年間フランスに留学することも考えています。

語学を頑張っているのは、とにかくもっと使いたいという、湧き上がるような気持ちがあるからです。海外の人だからという枠にとらわれず、日本人の友だちのように、友だちになりたいんです。本当に伝えたいことを伝える言葉を使いたい。母国語でなくても、自分の言葉に妥協しないで、引け目を感じす、話せるようになりたいんです。

―大学生活について聞かせてください。

生活の中心は、やはり語学の勉強です。語学は、直接就職の武器にしようと思っているわけではなく、自分の幅を広げたいと思って学んでいます。ただ、コミュニケーションは、どの仕事にもついてきますよね。むしろ、外国語だという区別をしないで、クライアントと接することができるようになりたいです。

―将来の夢はなんですか?

将来は、ファッションやデザインが好きなので、それを生かしてマスコミ系や雑誌編集もいいかなと思っています。テレビ局や化粧品会社にも興味があるので、まだ迷っています。

大学では、雑誌編集の研究会に入っていて、デザイン系の授業も取っています。できたらフランスに留学して、デザインの勉強をしたいと思っています。フランス留学資金をためるために、土日は一日バイトです(笑)

普段心がけているのは、メディアに触れることです。電車やお風呂の中、寝る前には読書しますし、新作映画も見に行きます。

―最後に、自分が一番大切にしていることは何ですか。

一人暮らしで離れているからこそ、家族は大切です。

それから、一人の時間を作ることですね。ずっと誰かと一緒にいると詰まってしまうので、一人でリラックスして、余裕を持つように心がけています。お風呂に入ったり、料理やお菓子作り、読書をしたり、疲れていたら寝ます(笑) あとは、一人で美術館に行ったり、長期休みには、写真を撮りに行きます。

その一方で、できるだけいろんな人に会って、いろんなものを見て、吸収したいとも考えています。自分が豊かになって、話題も増えると思うんです。それに、何かに出逢って、これが好きかもって閃くかもしれないですから。

インタビューアから一言

A.T.さんは馬術部に一緒に入部したものの、彼女は多忙を極めて早い段階で辞めてしまい、1年ほど状況を知らずにいました。入学当初から夢を語り、やりたいことがいっぱいあった彼女。初めてじっくり話を聞いて、とても刺激を受けました! 一つのことに打ち込む毎日も充実しているけれど、もっとたくさんのことを知って、広い視野を持ちたいなと感化されたインタビューでした。
interviewer_s_53_profile.jpg 村田和恵。1989年生まれ。神奈川県出身。高校3年次に、オーストラリアに語学留学。現在は、慶應義塾大学法学部政治学科2年に在学中。体育会馬術部に所属していて、馬の世話と騎乗に明け暮れる毎日。引退後に、本場の西洋馬術を見に行くのが夢。また、最近中国の政治経済に力を入れて勉強中。