海外生活体験者・学生インタビューvol.35 ~後編~

interviewee_s_48_profile.jpg 植田久美子さん。1987年大阪府生まれ。3歳から7歳まで米国シカゴに滞在した後、大阪の小・中学校を経て、イギリス・ロンドン郊外のACS Hillingdon International Schoolで高校3年間を送る。現在、一橋大学社会学部2年生。

我輩は猫である

K:そんな不安を抱えるようになってからは、どのような活動をされているんですか?

U:そのような不安を抱えるまでは、「一橋に入学する!!」「日本的エリートになる!!」なんて感じで邁進してきたんですが(笑)、最近はもっとcreativeに生きようとしてます。

K:やっぱり、Artが影響してですか?

U:そうですねぇ。Artの授業で都市や文化に強い興味を持った上、一人歩きをするようになりましたから、「自分の気の向くままにいろいろやってみよう!」というのが、ロンドンで身についてしまったんです。ロンドンが私を猫にしました(笑)

K:(笑) 毎回例えがセンス良すぎます。やはり、それも大阪の人としての何かが?(笑)

U:そういうのではないんですけど(笑) やはり、平和な環境だとフットワークが重くなりがちになるんですよね。ですから、こう、猫のように気の向くままに出かけようと。

K:具体的には、どんなことされましたか?

U:例えばMOSという団体に入って活動しました。ハンバーガーショップではないですよ!(笑) RTNの活動報告(http://www.rtnproject.com/2008/03/_vol12.html)にも書いた、スウェーデンに関する活動です。都市、文化、芸術などに関心があった身ですし、北欧デザインにはすごく興味があったので。詳しくは、活動報告を読んでください!!

K:なるほど…。他には何か活動されてないんですか?

U:まだ決まってないんですけど、今度の春にはコスタリカに行きたいなぁと……。

K:なぜ、またコスタリカ??(笑)

U:ヨーロッパは結構見てきたので、今度は興味の方向がアジアや中南米にも伸びたんです。そしたら、一橋にはコスタリカへのスタディー・ツアーがあって。コスタリカは、中南米の中でも唯一、武力放棄をした国なんですよ。環境・平和面でものすごく進んでいて、国民の満足度も高いんです。だから、政府の人や現地の人からたくさん話を聞いたり、環境保全地区を見聞したりしたいんです。

文化・芸術と都市生活

K:それでは、将来の夢についてお聞かせください。

U:そうですねぇ。一橋の社会学部はマスコミ関係のOBがたくさんいらっしゃるので、マスコミ志望の人も多くて、私も入学当初は興味を抱いてました。テレビ局の企画部だったら、creativeな仕事もできるのではとも、考えてましたし。

K:でも、今は違うと?

U:今は、都市社会学の方が、どちらかというと興味があります。今年、都市社会学の入門ゼミを履修したのがすごく面白くて。ロンドンに住んでいた頃から、「文化や芸術が都市生活と密着することで、人々の生活に活気がでる」ということを考えていました。だから、日本で文化政策や都市政策ができたらいいなぁと考えてます。

K:アプローチの仕方は違いますが、僕も似たようなことしたいんです。植田さんの場合、具体的にはどのような方法で、それを実現しようとしてますか?

U:実は、まだ具体的にはどうしたらいいか決めてません。何をやりたいか、私自身わからない(笑) 「気の向くままに活動する」。そんな欲張りができるのは大学生のうちだと思っているので、大学生の間は欲張ります。だから、私も「空気を読まない」ですよ!!

わたしって帰国っぽくない?!

K:全くもって同感です(笑) 自分が大切にしていることって、何かありますか?

U:そうですねぇ。「感性を敏感にさせておく」ですね。

K:そのココロは?

U:私、ひとつのことについて色々考えてしまうんです。大学に入った当初は、そんな自分が嫌で、「もっとsimpleだったら人生楽しく生きていけたのに……」と考えていました。でも、結局自分を変えることは無理だったんです。ですので、「ありのままで行こう!!」「感受性が豊かなんだと思って開き直ろう!!」と日々生きてます。

K:猫にさらに拍車がかかりますね。

U:自分のワールドは持っていたいですし……。これが私。こうなるのが運命。みたいな(笑) ただ、私よく帰国っぽいって言われるんですけど、どうしてか未だによくわからないんですよね…

K:(爆)!! 自分で答えだしてるじゃないですか!!

植田久美子からのメッセージ

K:最後に、みなさんへのメッセージを一言どうぞ。

U:何だかんだ言ってますが……、一橋はいいとこです!! 私、愛校心は結構強いですね(笑)

インタビューアからの一言

お互い気の知れた仲でありながら、あえて丁寧語でインタビューをし合ったおかげで、最初のほうは、お互いこっ恥ずかしさを覚えながらのインタビューでしたが、話しに乗ってきた途端に久美子節が炸裂し、インタビュー中に何度も笑わせていただきました。インタビューをし終わったあと、二人でまた雑談に戻ったのですが、考えていること、興味の持ち方、興味の方向、自分の現状とその悩み、などお互い類似するところがたくさんあるということに、二人して驚きました。「昔の友は、今も友」どこかのCMではありませんが、今回関東に帰省して、本当に良い経験ができました。
interviewee_s_41_profile.jpg 木村荘一郎。1987年生まれ。神奈川県相模原市、栃木県足利市、米国オハイオ州ダブリン市、東京都三鷹市と転々とし、現在は札幌市にて北海道大学経済学部の二年生に所属。興味の赴くままに活動し、この夏休みは「おにぎり販売」や「中標津合宿」に精力的に取り組んでいる。