海外生活体験者・学生インタビューvol.38

interviewee_s_83_profile.jpg Y.N.さん。1988年東京生まれ。小学校1年から中学2年まで、アメリカ・ニュージャージー州に滞在。帰国後公立中学、愛媛県の私立愛光学園高等学校を経て、東京大学理科Ⅱ類に進学。現在、東京大学工学部システム創成学科2年に在籍。

今回インタビューを受けてくださったのは、Y.N.さん。東京大学工学部システム創成学科の2年生です。渋谷のマクドナルドの地下1階でインタビューを行いました。

―大学に至るまでの生活を教えてください。

小学校1年生から中学2年生まで計8年、アメリカのニュージャージ州に滞在していました。そこではサッカーに熱中していて、所属していたチームは、最高で全米4位という成績を残しました。

中2で日本に帰国してから、公立の中学校に通いました。文化の違いには特に苦労して、アメリカと比べ、校則が厳しいと当時は感じました。アメリカにいたときは、ほとんど何もかも自由ではじけていたのに、日本の学校に来てから髪を染めることが禁じられたのは、カルチャーショックでしたね(笑) 最初はいづらかったのですが、次第に慣れていきました。

学業の面においては、特に理科と社会で苦労しました。というのも、アメリカにいたときはあまり学んでいなかったからです。高校受験までの1年間は特に大変でした。これ以外は、困ったことは特になかったと思います。

高校は、愛媛県松山市の愛光学園に通いました。高校に入る頃には、もう日本に慣れていたのですが、自由はなかった気もします。高3の春までサッカーに情熱を捧げ、引退後、大学受験を本格的に始めました。幸いにも、現役で東京大学理科Ⅱ類に合格。東大を目指していたというよりは、田舎より都会を楽しみたかったので(笑)、東大と慶應を志望していました。

―大学では何をしていますか?

入学後はスペイン語を履修し、テニスサークル(レモンスマッシュ)と広告研究会(以下広研)に入っていました。1年経った今は、興味を失ったテニスサークルを辞め、広研の幹部として精力的に活動しています。研究会には、代表、副代表、幹部の3人がいますが、実質的には、代表、副代表、僕、そして、もう一人の幹部の4人を中心に動いています。

広研では、駒場祭のおすすめ企画でもある「ミス&ミスター東大コンテスト」を中心に活動しています。休日はミスコンの撮影があり、スケジュールは埋まってしまいます。去年は当日の手伝いしかできませんでしたが、今年は中心メンバーとなり、企業との渉外を行っています。出版社や雑誌から取材のオファーが殺到するぐらいの人気企画ですから、日々大変です。あまりにも多いので、時には取材拒否をしなければいけないときがありますね。駒場祭当日は、委員会による厳しいチェックがあるので、苦戦します。

3年生になったら、本郷キャンパスの広研に所属するかもしれませんが、まだ決めていません。そこは、事業や株式など、駒場の広研とは違うアプローチで企業について勉強するところです。

学業は、工学部のシステム創成学科に所属しています。専門特化するかわりに、幅広い教養を身につけられると思ったので志望しました。文理融合系の学科で、プログラミング、数学も履修できれば、ビジネス、経済についての授業も履修ができるという特色を持ちます。ちなみに、好きな科目はプログラミングです。Java、Unixなどの言語を授業で学び、非常に興味深いです。慶應義塾大学のSFCのような感じですね。

この学科に所属している人は、文系と同じように就職したいけれど、文転したくはないという人が多いです。大学院に行く人はあまりいません。ビジネスに興味があり、数学が得意だけど、国語や社会が苦手な僕には、ぴったりな学科だと思います。また、1限がなかったり、実験がなかったりするので、就職活動に時間を割くこともできる学科です。単位もとりやすいですし。ただ、個人的には、授業は全部出席しているものの、プログラミングやビジネス関係の授業以外は、あまり楽しくなくて、暇です(笑)

―将来について教えてください。

現在は、外資系投資銀行に就職できるよう、色々と努力しています。大学に入る前から英語を使う仕事がしたくて、逆に英語を使わないともったいないと思い、調べているうちに、外資系投資銀行が一番かなと思うようになりました。広研に入ったのも、企業との渉外に頑張りたかったからです。企業とのコンタクトの経験を積んでいて、就職活動にも役に立つかなと思っています。

それ以外にも、セミナーや交流会で人脈を作って、実際働いている人に色々とお話を伺っています。例えば、入社後の話など、実情について積極的に質問をしています。最近参加した交流会は、東京大学ドリームネット主催の「知の摩擦プロジェクト」ですね。勉強面では経営学の知識を学んでいます。就職活動は来年の3月頃から始める予定です。成人式を機に頑張りたいと思います。

外資系に就職した後は、漠然としているんですけど、起業するか、アメリカに行って転職、または、MBAを取得したいと思います。もし起業をするなら、国際関係を含んだ起業をしたいですね。外資系に就職をするのは、あくまでも通過点です。最初の数年、外資系で経験を積んで、次のステップへ進みたいです。

最終的には、仕事をしながら、家族との安泰な暮らしを送りたいと思います。安泰な生活とは、自分の家族が何かしたいと言ったとき、支えられるという意味ですけどね。

ちなみに、3年前はサッカー選手になりたかったです(笑)

―RTNプロジェクトには、外資系や国際関係の仕事に携わっている人が沢山いるので、積極的にRTNに関わってくださいね!

東京大学広告研究会:http://www.utmmc.com/
東京大学ドリームネット:http://www.todai-dream-net.com/index.html

インタビューアから一言

Y.N.さんは大変現実を見つめている人だなと感じました。行動が常に目的化され、ゴールがはっきりしとしているのだな、という印象を持ちました。僕らの代からは就職氷河期に舞い戻るといわれていますが、お互い頑張りましょう!
井戸翔太。1988年岐阜県生まれ。出生後東京に引っ越す。6歳の時に渡米し、カリフォルニア州サンディエゴに12年間滞在。Rancho Bernardo High School 卒業後、帰国し、東京大学文科Ⅱ類に入学、現在1年に在籍。RTNプロジェクトをはじめ、大学内外で様々な活動を行っている。