海外生活体験者・社会人インタビューvol.41
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松本知佳さん。1983年札幌に生まれる。高校2年生のときに1年間、アメリカのノースダコタ州へ交換留学。大学時代、北海道在住・滞在外国人の生活支援に関わるボランティア団体での活動を始める。卒業後1年間、同団体専従スタッフを務め、「第6回移住労働者と連帯する全国フォーラム・北海道」実行委員会などに参加。現在は、財団法人札幌国際プラザ・市民交流部市民交流課で、多文化共生事業、ホームステイ事業に取り組んでいる。 |
今回インタビューを受けていただいたのは、札幌国際プラザに勤務されている松本知佳さん。彼女の「多文化共生」への熱意と、それに携わる活動について、プラザの交流の場であるサロンにてお話を伺いました。
カーペンターズとフルハウス
―ノースダコタ州への留学のきっかけは何でしょうか?
生の英語を身につけたかったんです。小学生のとき、ドラマの「フルハウス」が大好きでしたし、母の影響で、ビートルズやカーペンターズなども聞いていました。そういうわけで、ドラマの台詞や歌の歌詞といったところから、英語に興味を持ち始めるようになり、英語の勉強が好きになっていったんです。高校に入学後は、英語科へ進学しました。将来は、中学または高校の英語の先生になろうと思っていたので、生の英語を身につけようと思い、AYUSAという交換留学プログラムで、ノースダコタ州へ留学しました。
―AYUSAというのは、北海道での交換留学プログラムなのですか?
違いますよ!(笑) 全国規模で行われているものですよ。
―あ、申し訳ございません……。勉強不足でした。
「うぇるかむはうす」
―現在は、財団法人札幌プラザで働かれています。きっかけは何ですか?
全ては「ウェルカムハウス」ですかねぇ……。あ、ひらがなで「うぇるかむはうす」ですよ!
大学2年のときから、この「うぇるかむはうす」というボランティア団体に携わり始めたんです。ここは、北海道に住んでいる外国人の方の生活支援を行っている団体なんですよ。卒業後は、「うぇるかむはうす」で専従スタッフとして1年間働き、その後はこれといった職にはつかず、市民運動など様々な活動を転々と行いました。その活動全てが、国際交流や多文化共生と関わっているわけではないのですが。
そうこうしている内に、ここ札幌国際プラザが募集を出しているのを見たんです。以前から国際交流や多文化共生に興味があり、それに携わる活動をしてきたので、応募してみました。
大学2年のときから、この「うぇるかむはうす」というボランティア団体に携わり始めたんです。ここは、北海道に住んでいる外国人の方の生活支援を行っている団体なんですよ。卒業後は、「うぇるかむはうす」で専従スタッフとして1年間働き、その後はこれといった職にはつかず、市民運動など様々な活動を転々と行いました。その活動全てが、国際交流や多文化共生と関わっているわけではないのですが。
そうこうしている内に、ここ札幌国際プラザが募集を出しているのを見たんです。以前から国際交流や多文化共生に興味があり、それに携わる活動をしてきたので、応募してみました。
―小さい頃からの英語、高校での留学、大学からの活動と、全て一本の道になっていますね。
今思い返せば、確かにそうですねぇ。もしかしたら、この先もまた違うところにいるのかなぁ(笑)
「一緒に地域をつくっていく構成員」としての外国人
―現在行われている、多文化共生事業やホームステイ事業とは、一体どのようなものなのでしょうか。
多文化共生事業は、人の暮らしに基づく活動を行っています。例えば、防災支援ですとか、外国籍児童の学習支援、同じ国の方同士が集まって作られたコミュニティの支援、医療通訳セミナーなども行っています。
ホームステイ制度は、市民レベルの国際交流を 推進するために設けている制度です。札幌国際プラザが窓口となって、ホームステイ・ホームビジットをボランティアで受入れてくださる家庭の登録を行っています。例えば、留学生が大学の留学生センターなどで、札幌市での短期ホームステイを申し込んだ場合、大学からこちらへ連絡が来て、プラザの登録家庭とのアレンジを行います。
ホームステイ制度は、市民レベルの国際交流を 推進するために設けている制度です。札幌国際プラザが窓口となって、ホームステイ・ホームビジットをボランティアで受入れてくださる家庭の登録を行っています。例えば、留学生が大学の留学生センターなどで、札幌市での短期ホームステイを申し込んだ場合、大学からこちらへ連絡が来て、プラザの登録家庭とのアレンジを行います。
―札幌国際プラザでは、他にはどのようなことが行われているのですか?
たくさんありますよ! 誰もが利用できる空間としてのこのサロンでは、観光・生活情報の提供や資料閲覧などを行っています。事業は他にもたくさんありますので、詳しくは札幌国際プラザのホームページ (http://www.plaza-sapporo.or.jp/) を見てください!
「地震体験、一緒に行かない?」
―ここを見回しただけでも、結構ありますものね。多文化共生事業の中で力を入れているものは何でしょうか?
やはり、防災支援ですね。日本に住んでいる日本の方でさえ、災害が発生すれば困惑してしまいます。言葉も、文化も異なる外国の方にとって、災害時に感じる不安は、やはり日本の方よりもかなり大きいものになると思うんです。
でも、言葉や文化が違っても、災害で困っていることには日本の方も外国の方も変わりありません。誰でも困ります。地域を一緒に作っていく同じ構成員として、共に暮らしていく方々ですから、災害に対する備えが全員に行渡るよう活動していきたいです。多文化「共生」ですから。
でも、言葉や文化が違っても、災害で困っていることには日本の方も外国の方も変わりありません。誰でも困ります。地域を一緒に作っていく同じ構成員として、共に暮らしていく方々ですから、災害に対する備えが全員に行渡るよう活動していきたいです。多文化「共生」ですから。
―以前、僕も留学生の友人から、「地震体験、一緒に行かない?」って誘われたことがあります。彼らの目、遠足前の子どものように輝いていました(笑)
そうですね(苦笑) 札幌市民防災センターにて、地震体験や消火体験、避煙体験などをしてもらう防災センター見学会も、新しく入った留学生の方を対象に行っています。災害なので、楽しんでというのは不謹慎ですが、興味を持ってもらえた方が学べることも多いですし、こちらとしてはとても嬉しいです。
―なるほど!!
民・官の両方を見た私だから…
―では、今後どのように活動されていくのでしょうか?
多文化共生には、ずっと携わっていきたいと思っています。私自身、非常に興味がありますし、そもそも、そのテーマ自体、すごく重要なものだと考えているからです。ですから、たとえこの職場を離れるようなことがあっても、仕事ベースやボランティアベースと、方法はいろいろありますが、多文化共生に関わっていきたいと思っています。
また、自分の経験も活かしたいです。大学2年からは市民団体で活動してきましたし、今の職場は自治体の活動ですし。市民団体だからできること、自治体だからできること、その両方を今まで見てくることができました。この経験を活かして、多文化共生に関わっていけたらと思います。
また、自分の経験も活かしたいです。大学2年からは市民団体で活動してきましたし、今の職場は自治体の活動ですし。市民団体だからできること、自治体だからできること、その両方を今まで見てくることができました。この経験を活かして、多文化共生に関わっていけたらと思います。
―素晴らしいお話、今日は本当にありがとうございました!!
インタビューアから一言
全く面識のない方へインタビューをするのは、僕にとって今回が初めてでした。緊張の中、しどろもどろになりがちだった僕の質問に、真摯に答えてくださった松本さんには、本当に感謝しています。また、今回のインタビューで、たくさんの興味深い活動を紹介してくださいました。松本さん、本当にありがとうございます!
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木村荘一郎。1987年生まれ。神奈川県相模原市、栃木県足利市、米国オハイオ州ダブリン市、東京都三鷹市と転々とし、現在は、札幌市にて北海道大学経済学部3年に所属。興味の赴くままに活動し、現在は3年次に没頭するものを模索中。 |
