帰国子女大学入試・合格体験記vol.23

interviewee_s_101_profile.jpg 吉住拓郎さん。1986年ニューヨーク生まれ。生まれたときから、アメリカと日本を頻繁に行き来し、日本の高校で1年過ごした後、ニューヨークでHorace Greeley High School を卒業。帰国後、横浜国立大学に進学。現在、経済学部国際経済学科3年に在籍。

【横浜国立大学経済学部合格】

アメリカで

アメリカにいるときには、とりあえず高校の勉強に集中していました。進路も最後まではっきりしませんでしたが、周りのアメリカ人に合わせてGPAを上げることに専念していました。当時は、自分は日本人なので授業がわからないのが当たり前と開き直っていたので、授業後や放課後に先生によく質問しに行っていました。今思えば、このときの努力のおかげで、帰国後の一次試験がスムーズに行ったと思います。

日本に帰って来て

日本に帰って来て、帰国子女入試の塾に通い始めましたが、自分の社会的常識のなさを痛感しました。アメリカにいるときは、理系の授業をメインで取っており、社会科学系はあまり取っていなかったので、経済や社会の論点について、最低限の知識しかありませんでした。さらに、論文形式で日本語を書くことも今までなかったので、どのように論文を始め、どのようにまとめるのかという構成に慣れることにも、非常に時間がかかりました。

また、塾に通い始めたころは、自分の知識不足を認識しながらも、あまり自主的な勉強をしていませんでした。日本に帰ってきた開放感と文化に触れたいという気持ちが高かったので、授業が終わって遊びに行くことが多かったです。振り返ってみて、遊んだこと全てが悪かったとは思いませんが、もう少しノルマを作ったり、計画を立てたりして、家に帰ったらこの本を絶対読み終える、宿題とは別にここを必ず勉強するというのを決めておくべきだったと思います。

横浜国立大学について

私が横浜国立大学を受験したのは、まず国立大学にこだわっていたからです。私立に比べて、国立大学の方が教官一人当たりの学生数が少ないので、質の高い授業が受けられると思いました。さらに、横国の場合、キャンパスが広く、環境も素晴らしいので、ここなら自分の満足できる学生生活を送れると確信しました。

私の受験した経済学部の試験は、一次が書類で二次が小論文と面接でした。小論文は運良くアメリカについての内容だったので、自分の経験を織り交ぜ、良い形に仕上がりました。面接は30分と他の大学に比べて長かったですが、基本的に聞かれたことは、経済学部の志望動機と小論文の内容についての質問の2つです。

帰国受験生へのアドバイス

最後に、これから受験する人に2つアドバイスを送ります。まずは、周りに流されて遊びすぎないこと。友達と友好を深めたいという気持ちもあると思いますが、それは受験後にでも十分出来ます。受験とは戦いだということを肝に銘じておくようにしてください。そして、海外にいるときから本、特に新書を読めるだけ読むこと。よい小論文を書くにはそれだけ知識がないといけません。さらに、それを短期間に詰め込んでも、どうしても無理が生じます。海外にいるときから、日本社会における論点を理解することが大事ですね。

Horace Greeley High School:
http://hg.ccsd.ws/