海外生活体験者・学生インタビューvol.55〜後編〜

interviewee_s_119_profile.jpg 東馬裕子さん。東京生まれ。1歳からニューヨークに家族とともに移り住む。3歳のときにシカゴに移り、5歳のときに帰国。その後、小中高一貫の桐朋学園に入学し、高校1年のときに再び渡米する。高校2年からイリノイ州シカゴのAdlai E. Stevenson High Schoolに入学。卒業後、帰国して、慶應義塾大学商学部に入学。外資系証券会社から内定をもらうが、今年の3月に卒業し、4月から諸事情により日系大手証券会社に就職。

もうゼミと部活で終わりのようなもの。

―大学で特に頑張ったことはなんですか?

高校では飛び込みの面白さにハマったので、大学では体育会に入りました。というか、もともとマイナースポーツなので、体育会しかなかったというのが本音ですね(笑)縦や横のつながりがあって、活動頻度が多いことや、体育会だからしっかりしているところが気に入って、入部を決めました。部活は週6あって、勉強との両立がとても大変だったんですけど、やりがいはありました。

勉強の面では、私は国立に落ちたので、その悔しい気持ちをバネに、大学のカリキュラムをフル活用してやろう、たくさん良い講義を取ろう、集中してできる少人数セミナーを取ろう、と思っていました。そのおかげで、学年で20人しか選ばれない義塾の奨学金を、3年間連続で受け取ることができ、やったことが評価として現れたのは嬉しかったです。

それから、英語の講義をできるだけ多く取ろうと思いました。英語を維持したいと思ったし、社会人になって英会話教室に通うのもお金も時間ももったいないので(笑)、学生で、しかも単位になる今のうちにとった方が、自分のためになると思って、色々取りました。

例えば、英語翻訳とか、異文化コミュニケーションとか。前者は文学をひたすら翻訳するストイックな講義だけど、後者は帰国子女が多いので、友達ができたり、会話が弾んだりするので楽しいです。そうそう!商学部の英語の授業はとても充実していて、良い先生もたくさんいるので他学部生が履修するのもお勧めです。あとは、三田国際センター設置授業とかです。

―ゼミではどのようなことをやりましたか?

私は、公共経済学を専門に学ぶゼミに所属していました。公共経済学は、簡単に言うと、社会問題を経済学を使って分析する学問と言われています。このゼミは議論が中心で、毎回発表する形式です。週3で活動していて、そのうち2回が本ゼミ(月・水)です。

ただ、共同論文を書くので、残りの週4ぐらいはメンバーで集まって準備しなきゃいけないから、もうほぼ毎日ゼミ活動をしていました。でも、とても充実していて、本当に楽しかったです。そこでは、格差社会をテーマに共同論文を執筆しました。

論理的な力って、相手を説得する力だと思う。

―ゼミを通して学んだことはなんですか?

やはり、人とのつながりです。教授、先輩、同期、後輩など、尊敬できる人に出会え、私を成長させてくれたかけがえのない存在でした。あとは、ゼミでの勉強を通して、人を説得する力、論理的に相手に伝える力が身についたことです。論理的な力ってよく聞きますけど、実際よく分かりませんよね。私が思うに、それは相手を説得できる力だと思うんです。私自身身はまだまだ未熟ですが、ゼミに入る前と比べると、格段に力がついたと思っています。

―学外では、何か活動をされていましたか?

大学外の活動になるのかちょっと微妙なんですが、2年の春休みに、だいたい2週間くらいかな、東南アジアの国々を回って各国の文化や経済、宗教、歴史等を学ぶSouth East Asia Programという、スタンフォードの教授が作ったプログラムに参加して、タイ、シンガポール、マレーシアに、トータル17日間ほど滞在しました。もちろん、観光もできますが、証券取引所の見学や、現地の学生や教授と色々学ぶこともあって、個人的にはとてもおススメなプログラムです。東南アジアが大好きになります! 倉門さんもどうですか?

―あ、もうあとちょっとで3年になっちゃいますけど、まだやってますかね?

たしか毎年やってます!!

―検討してみます(笑)

自分の道は頑張れば自分の力で切り開ける。

―それでは、最後に就職についてお聞きしたいと思います。なぜ金融関係の企業に就職しようと思ったんですか?

実は、これという志望業種が特に決まっていなくて、とりあえず私は、日系も外資も幅広く受けました。自分の軸は色々あると思うんだけど、私にとっては、短期間で成長できて、英語が使えて、いろんな仕事が経験できて、スペシャリストよりジェネラリストになれる企業に就職しようと思いました。

というのも、自分の適性、何が好きなのか、これに絶対行きたいとか、その時点ではまだ自分の中に確固たる信念がなかったので、とりあえず幅広い分野で使える、もちろん、金融という枠組みの中になってしまうんだけど、その中でも、一つの専門性に使える知識よりは、幅広く知識が有効に使える職種に就きたいと思ったからです。

私は、外資系のメーカーもいくつか受けたんですけど、そこの中には、10年間に3回仕事が変わるところもあるんですね。営業、マーケティング、物流という風に、色々な職種が経験できるので、魅力的ではありました。

私が内定を頂いた外資系証券会社は、職種別採用なんですけど、私が内定を頂いた部署では、部内にいろんなチームがあり、そのチームごとに扱っている金融商品や仕事内容が異なっていて、チームに分かれて、チームごと、それぞれのセクションのサポートが連絡を取り合うんですね。だから、必ず一つの分野にずっと携わるわけではなくて、幅広く行ける。私が望んでいた、幅広い知識が得られるのではないかと思いました。別に金融に行きたかったわけではないんですけど、内定を頂いた3社の中でそこがいいと総合的に判断しました。

―それ以外で就職の決める判断材料になったものはありますか?

そうですね、できれば首都圏で働きたいと思いました。

―最後に、人生で一番大切にしていることはなんですか?

自分が間違ってると思っていることはしない。たとえば、約束は守る。嘘はつかない。あいさつはする。最低限人として守ることは決して怠らないようにする。

―後輩にエールをお願いします!

「自分の道は頑張れば自分の力で切り開ける」です!

―ありがとうございました!

前編はこちらから>>

インタビューアより一言

自分自身に正直で、素直に頑張っている女性なんだなって思いました。構えることなく、思っていることをズバズバ答えてくれるので、とっても話しやすくて、楽しかったです。
これから花の時期に悔いの残らないよう、色々頑張って欲しいと思いました(笑) またインタビューの機会がありましたら、よろしくお願いします!
interviewer_s_47_profile.jpg 倉門和遠。1986年東京生まれ。高校1年まで日本で過ごすが、その後、父の転勤により、スイスのジュネーブでおよそ4年間過ごす。International School of Genevaを卒業後、大学受験のため日本へ帰国。慶應義塾大学に進学し、現在法学部法律学科3年に在学中。