海外生活体験者・社会人インタビューvol.47

interviewee_s_131_profile.jpg 竹田皆美さん。1987年生まれ、埼玉県出身。親の転勤で、13歳のときにカナダ、オンタリオ州のバリーへ。Barrie North Collegiateを卒業後、ブリティシュコロンビア州のエステティック専門学校 (Dominelli International College of Esthetics)で、ホームスティしながらエステの国際資格を取得。その後しばらくエステティシャンとして働き、帰国し就職活動する。六本木ミッドタウンのメンズエステスパ、LIEU de LUXE(リュー・ド・リュクス)に4月に入社、6月から正社員として働いている。
人と関わることが大好き

―エステティシャンを目指した理由は?

人が好きっていうのが大きいですね。自分が長女ということもあってか、ひとの面倒を見たり、ひとを気に掛けたりすることが好きですし。人と関わることが大好きなので、接客とか、とにかく人と接する仕事がしたいと思っていました。あとは、高校で学んだことも大きく影響していると思います。私が通っていた学校は少し変わっていて、様々な専門科目が設置されていたんです。その中でも、私はコスメ関係の科目を取っていました。大体その8割がヘアメイクに関するもので、残りの2割はエステの勉強だったんです。そこで、エステに対してもっとやってみたいなと感じて、卒業後はエステの専門学校に進学したんです。

―帰国後にすぐ就職活動されましたが、海外経験がプラスになったことは?

そうですね、カナダでのインターンシップで得た経験は役に立ちました。むこうのインターンシップって、日本と違って、実際に実務が出来るんですよね。さらに、私が行っていた専門学校は、エステサロンも実際にあって、そこで研修などもさせてくれたんです。学校の特別な設備を使って、早い段階からエステティシャンの仕事内容に接することが出来ました。普通は理論の勉強を重点的に学び、技術はそのあと職場でというのが一般的なんですけどね。そういった面で、接客はもちろんのこと、マッサージとか、色々な技術を知っていることは、大きなアドバンテージでした。実際、今働いているサロンは、実務経験者を募集していたんですが、私のカナダでの経験を考慮してくれました。そして内定を頂きました。

ネットワークとマッチングが大切

―就活活動で重要だと思ったことは何ですか?

自分で動くことですね。よくコネって言われますけど、それも一つの才能だと思うんですよ。自分から動いていかないとコネって出来ないと思うし。何より、就活するときのネットワークは本当に重要です。実際、私もグループ面接で出会った人たちと仲良くなって、情報交換をしていました。特に、私の場合はエステサロンという決まった分野なので、その人たちとの繋がりは大事。そういった場で会った人たちは、同じ職場で将来一緒に働く可能性もあるし、同じエステティシャンとして働いていたら、また会うのかもしれない。同じものを目指している友として応援し、協力していくことで、自分もまた頑張ろうっていう気持ちにもなりました。最後には、お互い違うサロンに就職したけれど、今でも時々連絡し合っています。

あと、自分と企業とのマッチングを考えることだと思います。同じエステサロンでも、風囲気や職場のスタッフとか、合わないところはありますよね。もちろん、完璧はないけれど、出来るだけ自分に合った企業を考えるのも大切だと思います。そして、ボランティアしてでもやりたい仕事って思わないと、長続きしないんじゃないかな。やっぱり、仕事として長い間これから接していくわけだし。また、色々嫌なこともあるだろうし。そういったことに直面しても、やっぱりこの仕事していていいな、楽しいなって思えないと、仕事って辛いと思います。せっかく自分の人生の一部になる仕事をするなら、自分がやっていて楽しいと思うことをしたいですよね。

サロンにとってなにがいいのか考えるようになった

―6月から正社員になったんですよね、何か変わりましたか?

そうですね、サロンのことをもっと意識するようになりました。クレームにしても、それは店の評判にも関わることになります。だから、ちょっとしたことでも注意を払ったり、お客様に気遣ったり、サロンのスタッフとして責任を持って仕事をするようにしています。クレームってお客様の声なんです。普通、イヤな気分になったら、この次に行きゃなきゃいい訳で、それでも注意してくれるってことは、サロンのことを考えていることでしょう? それって、とても重要だと思うんです。実際、それに対して誠意を持って対応したら、また来店して下さるお客様もいます。もちろん、未然にクレームを防ぐことも重要。自分がお客様だったら嫌なことはしないとか。

あと、自分を指名してくれるお客様がいるって嬉しい(笑) 私のことを認めてくれているから。でも、サロンの中にも素晴らしいスタッフはいて、その人たちのことも知って欲しいっていうのもあるんです。例えば、私がお休みの日にいつも指名してくれるお客様が来たら? そのまま帰ってしまうより、私と同じく信頼できるスタッフを知っていたら、お客様にもサロンにもいいことでしょ? そういうように、お客様はもちろん、サロンにとって何がいいのかを考えるようになりましたね。

将来は起業して自分のサロンを出したい

―エステティシャンの国際資格を取得したのですよね?

はい。日本では、普通の資格より国際資格をとっていた方が有利なんです。だから、その取得が出来る専門学校に進学することを決めました。あと、将来起業したいとも思っているんです。それが何年後になるかは分からないけど、なにか日本とカナダに関わることをしたいと考えています。たまたま親の転勤でカナダに行ったけれど、でもせっかくその機会を与えられたわけだから、これで終わりにしたくないなあと。今後もずっとカナダにも関わりながらやっていきたい。そのときのことを考えると、国際資格を持っていた方がいいかなと思いました。

専門学校の友人は、今世界各地でエステティシャンとして働いているんです。そのひとたちも私と同じく、将来自分のサロンを出したいと思っていて。お互い何年後になるか分からないけれど、皆が起業してサロンを開いたら、それぞれの国をまわろうねって約束したんです。将来どうなっているのかは分からないけれど、でもとりあえず今は、自分が出来ることを精一杯努力して、少しでも夢に近づけたらと思います。

LIEU de LUXE(リュー・ド・リュクス):
http://www.lieu-de-luxe.com/

インタビューアから一言

彼女とはトロント補習授業校の同級生ですが、約4年ぶりに会いました。当時、エステティシャンになりたいという話は聞いていたので、その夢を叶えた彼女に再会し、とても嬉しかったです。人との関わり、そして、繋がりについて熱心に語ってくれ、本当に今の仕事が好きなんだなあと感じました。これからもエステティシャンとしての活躍を期待しています!
interviewee_s_102_profile.jpg 長澤慶美。1987年千葉県生まれ。13歳のときに単身留学し、カナダのトロントへ。約6年間滞在し、Victoria Park Collegiate Instituteを卒業。帰国し、慶應義塾大学法学部政治学科に入学。現在3年に在籍。経済学部のPCP(プロフェッショナル・キャリア・プログラム)に所属。