帰国子女大学入試・合格体験記vol.43

interviewee_s_159_profile.jpg 高橋篤哉さん。1989年東京生まれ。日本の小、中学校を卒業後、高校の3年間オーストラリアに留学。Cairns State High Schoolを卒業し、2008年に立教大学経営学部経営学科に入学。現在3年に在籍。インカレのポーカーサークルに所属し、代表を務める。

【立教大学経営学部・青山学院大学法学部合格】

はじめに

私は高校時代オーストラリアに留学していたので、アメリカとは卒業の時期が違い、11月卒業でした。帰国子女受験は早いところでは9月に行われる大学もあるので、そういった大学を受験するには、現地の高校に通いながら毎回日本に帰国して受験しなければならず、時間的、距離的には厳しい受験だったと言えます。幸い、私は1年上の先輩が日本の大学を受験するのを見ていたので、1年前には大体受験がどのようなものか知ることができました。

受験勉強前半

そんなわけで、1年前から受験を意識はしていたのですが、結局具体的な受験勉強というものを始めたのは、半年前くらいになってからでした。初めは、特にどこの大学を受けるのかも決めていなかったので、どの大学の受験でも有利になるだろうTOEFLの本や漢字の勉強をしていました。特に、帰国生は日本にいる期間にも限りがあり、TOEFLを受ける回数が限られてしまうので、早めに受ける必要があります。さらに、TOEFLやTOEICといったものは数回受けなければ自分の実力が出せないものなので、まずTOEFL対策からやり始めたのは正解だったと言えるでしょう。また、TOEFLは基本的な英語の力をつけることにもなりますし、今の自分の英語力も、このときに身についたものが大きいと感じています。

受験勉強後半

6月に一時帰国したときに予備校に通い、先生と相談して具体的な受験校を決めることや、同じ帰国子女受験する友達との話を通じて、受験の感触を掴むことができました。私は高校のとき、サッカーやゲームやバンドばかりやっていて、全く勉強していなかったため、資格がなかったり実力が足りなかったりで、東大や慶應といった大学を受験することはありませんでした。そのため、現実的なプランとして、第1志望に早稲田の法、商、社会学部、第2志望は立教の経営学部、後は滑り止めに他のMarchレベルの大学を状況に応じて受けるというプランで勉強を始めました。

この時期からは小論文を重点的に勉強していたと思います。初めは何を書いていいのかわからなかった小論文ですが、本や資料を読んで知識をつけることで、徐々に得意と思えるようになっていきました。個人的には、小論文に正解はなく、どんな内容でも、それが説得力を持って書かれていればいいんだと思えたことで、自信を持って書けるようになった気がします。

結果

初めの早稲田の多学部共通試験は全部落ちました。私は、この大学受験が生まれてはじめての受験だったので、前日緊張して眠れず、当日の試験も過去問では8割取れていた英語が全くわからず、受験の厳しさを思い知ることになりました。これでかなり落ち込んだのですが、その次の青山学院大学法学部に受かり、最終的には立教の経営学部に受かり、そこに行くことに決めました。立教の英語の試験は簡単なものが出るので、満点に近い点数を取らなければ受からないと言われていましたが、実際に受けてみると本当に簡単でビックリしました。小論文と面接も納得のいくものができたと思います。

おわりに

大学はその後4年間通うことになり、おそらく人生で一番楽しい時期になるものです。ですから、本当によく考えて決めた方がいいです。もちろん、自分の学力的なレベルもありますし、誰だっていい大学に入りたいと思っているでしょう。しかし、それだけではなく、実際のキャンパスの雰囲気、学生のカラー、立地条件なども重要です。イメージや名前だけで志望校を決めてしまうのではなく、実際に大学に行ったり、先輩方と会って確かめた方が良いでしょう。私も、キャンパスの雰囲気や立地条件で立教に決めました。第一志望は早稲田でしたが、今では立教で良かったのかなと感じています。

高校までほとんど勉強という勉強をしていなかった私ですが、半年間意識して勉強することで立教大学に入ることができました。また、結果だけではなく、必死に努力したり、落ち込んだり、嬉しがったりすることが出来る受験というものは、人生の中でも本当に良い経験になると思います。こういう経験はそう何度もないので、みなさん自分で納得できるように頑張ってみてください。

Cairns State High School :
http://cairnsshs.eq.edu.au/wcmss/