帰国子女大学入試・合格体験記vol.46

interviewee_s_161_profile.jpg 土橋美紀さん。1988年生まれ。長野県出身。小学3年から6年まで、アメリカのオレゴン州に暮らし、高校3年間はアメリカのジョージア州で生活する、North View High School卒業。大学受験のため帰国し、青山学院大学文学部英米文学科に入学。現在3年に在籍。大学では、教職課程を専攻し、英語教育などについて勉学中。児童福祉ボランティア青山子ども会という部活に所属し、相模原と青山キャンパスを往復する日々を送っている。

【青山学院大学文学部英米文学科合格】

<日本の大学を受験した理由>

私は、アメリカと日本を行き来していました。しかし、日本に戻り勉強したいという願望を抱き、大学は日本にすることに決めました。思えば、日本での中学時代はとても充実しており、友人や教師には恵まれていました。やはり、自分をサポートしてくれて、学びたいと思った環境は、私にとってはこの日本でした。海外の大学へ進むことによって能力は向上すると思ったのですが、日本できちんと基礎から勉強したいという意気込みで、日本の大学を志望しました。

<高校時代>

帰国してから4年が過ぎたころ、再び渡米することになったので、正直大変でした。勉強はもちろん、単位制というのに驚きを隠せず、最初にできた友達もお互いに転校生同士だったのを今でも覚えています。4年間のブランクを埋めるまでの時間、そして、レベルの高い勉学についていくのが大変でした。また、土曜日には日本語学校補習校に通い、日本人の友達と一緒に遊びながら、息抜きをしていました。学業以外にも、吹奏楽でバンドをやり、ボランティア団体の課外活動にも参加し、それなりに楽しんでいました!^^

<統一試験>

残念ながら、現状としては、統一試験の点数次第で出願資格をもらえない大学もあります。これから受験するみなさんには、統一試験対策に力を入れておいてほしいです。帰国してからではどうにもなりません。遅いです。また、帰国してからは統一試験以外のことに力を入れなくてはならなくなります。学習法はそれこそ多種多様です。自分に一番合った勉強法を見つけるのも1つの学習だと考えます。頑張ってください。

<帰国受験>

1.はじめに

まず、ざっくりでもよいです。これからどのような勉強をしていきたいかを枠組みしておくとよいと思います。私は特に、帰国するまで志望校など決まっていなかったので決めるのが大変でした。そこが早い段階から決まっていれば学部・大学を絞れるようになります。受験へ早く取りかかれると思います。

海外から帰ってきて不安なことばかりだと思います。しかし、決して志望学部・志望校は妥協しないこと。自分のレベルはそこまで届かないからと言って諦めるのではなく、頑張ってみようという勢いが受験には必須です。行きたい大学や学部が決まったら、調査です。インターネットが便利ですが、一番はやはり在学生に話を聞くことだと私は思います。実際その大学&学部に通っている先輩に「お話を聞きたい!」と、その旨を伝えれば喜んで引き受けてくれるでしょう。以下をお勧めします!

「帰国入試&大学生活ガイダンス2010」
http://www.rtnproject.com/2010/06/2010_5.html

あとは面接やテストに向けての慣れと勉強のみです!
自分の納得いくまで、頑張ってください!!

2.試験科目別勉強法

~小論文~

そもそも小論文と初めて関わったのは、私が高校生になってからです。高2の夏、予備校の海外一時帰国生コースに参加し、2週間ほど勉強したのがきっかけです。それ以来、本帰国するまでほとんど小論文を書くという機会はなかったのですが、大学受験コースの受講生として、私は再び小論文の書き方を一から学びました。

そこでは、素晴らしい講師の方々が熱心に教えてくださって、とてもためになります。しかし、いくら素敵な講義であっても、それを聞いているだけではダメです。小論文を自主的に作成し、添削された後も間違いをそこから学び、書き直して次へ生かしていくという手順が大事なのでないでしょうか。自信を持ってください! 小論文の能力は必ず時間を注いだ分だけ進化します。とにかく、いろんなお題に触れ、問題慣れするのが大切だと思います。

~日本語~

日本語は帰国子女最大のウィークポイントとも呼ばれています。英文を和訳するとき、小論文や志望理由書を書くとき、面接でコミュニケーションを行うときなど、様々な形で日本語力は求められています。私の場合、自分の志望の受験科目に含まれてはいませんでしたが、小学校3年生から6年生まで海外にいたため、日本語力には不安があり、予備校の講義には真剣に取り組みました。

できない自分としっかりと向き合い、初歩的なことから始めるのが大事です。背伸びせず、目の前にあることから取り組んでみてください。きっとあなたなりの学び方があると思います。努力した分だけ身になります。最後に読書はマストです。通学時間などを有効に使ってみてください。

~英語~

まず、和訳と単語の暗記に集中して力を入れることをお勧めします。文法はニュアンスで分かってしまうというのはわかります。しかし、時間を見つけて文法事項も学んでみてください。効率よく穴埋め問題が解けるようになりますし、単語力UPにもなります。

参考書として使ったのは、どこの書店にも売っているFORESTという文法書です。英語に限りませんが、参考書などを購入する際には、自分が勉強しやすいと思える、説明のわかりやすいものを選んでください。

予備校では、授業で使ったテキストの他、少しレベルの高いクラスのテキストも頂いて勉強しました。

<最後にアドバイス>

私立を目指す人、国公立まで目指す人、様々だと思います。最初から私立だけを狙うひともいれば、国立しか受験しないひともいます。経験から語れることと言えば、心神ともに鍛えることと自信を持つことではないでしょうか。

受験対策としては、試験ならば、とにかく沢山の問題に触れる。面接なら、過去に聞かれている項目を自分で答えられるようノートか何かにまとめ、事前に準備しておくとよいでしょう。質問に対しての回答をその場で考えるより、準備していたほうがすらすらと緊張せず言えると思います。

受験がはじまってしばらくすると、私立大学に受かっても国立大学を目指す人がいると同時に、まだどこにも受かってない人もいます。周りの友達が合格していくと焦ってしまうかもしれませんが、精神を落ち着かせ自分のペースを大事にしてください。きっと自分にあった大学に巡り合うときは来ます。受験が嫌になってどうしようもなくなったときは、少し息抜きをしてみてください。勉強から少し離れ、友達と遊ぶ。気分転換があってこそ、次のことに集中できるのではないでしょうか。

最後に、自信を持つことはとっても大切だと思います。海外で蓄積してきた貴重な体験、そして、帰国して頑張ってきた努力を全力で発揮できるように、「私は大丈夫! こんなに準備をしてきた。これからの可能性を広げていくんだ!!」と自分自身を奮い立たせてください。

North View High School:
http://www.northviewhigh.com/index.php