海外生活体験者・学生インタビューvol.85

interviewee_s_194_profile.jpg 吉住早百合さん。1990年生まれ。東京都出身。幼稚園から高校まで一貫して私立和光学園へ通う。高校在学時に、アメリカのオレゴン州に1年間、留学生としてJames Madison High Schoolへ留学。現在、国際基督教大学教養学部アーツ・サイエンス科3年に在籍中。大学では、茶道部とテニスサークルに所属している。

―それでは、インタビューを始めます。いろいろと質問させてもらいますからね。

はい、わかりました(笑)

―幼少期はどんな子だったのかな?

うーん、幼少期は、静かで自分の意見を持たないというか、言わない子だったかな。友人はいたけど、1人で遊ぶのも好きな子だったとおもう。

―趣味とか特技とかある?

趣味は高校から始めた書道で、特技は中学から本格的に始めたテニスかな。

母親が帰国子女で英語講師

―留学したんだよね? 英語に興味をもったきっかけは?

母が帰国子女で、英会話の講師だから、幼いころから英語を耳にする機会が他の人より多かったと思う。幼少期は、母が簡単な英語でコミュニケーションを図ってくれたんだけど、それを楽しんでたから、英語に対する興味が湧いたんだと思う。子供の頃からよく海外へ行って、母の友人と会うことも多かったし。その場で自分は英語がまったく話せなかったけど、母が友人と英語で楽しそうに話しているのを見て、自分もこんなふうに話せるようになりたいなぁと思ってた。

―具体的には、いつ頃から留学を考えるようになったの?

中学1年生のときに考え始めたかな。どうして留学を考えたかというと、やっぱり母の影響が大きいと思う。いつも母親のように英語を流暢に話したいと思っていた。中学生になって英語を学び始めたんだけど、文法ばかりで、実際に英語を話す機会はほとんどなかったから。兄が中学2年のときからアメリカに留学をしていたので、兄にも薦められたからかな。両親から自立したいとも考えたし。

―そうなんだ。留学に行くと決めてから、どんな準備をした?

留学支援団体を探して、中学の英語の授業も熱心に取り組んだ。家では、母と英語での会話に取り組むようにしたの。

―留学先は、どこに行ったの?

アメリカのオレゴン州ポートランドに、1年間交換留学生として行ったよ。アメリカを選んだ理由は、それまで行った国がアメリカだけだったから(笑) 兄がアメリカに留学したときに、その学校にも足を運び、日本にはないアメリカのいい部分を知ることできたので、自分もアメリカに留学しようと思った。

一番の決め手はホストファミリー

―留学生活で辛かったことはなに?

最初の数ヶ月、英語は話せないし、コミュニケーションも取れず、とても辛かった。もちろん授業にもついてくのは大変だった。ホストファミリーとも打ち解けられないし、友人作りにも苦労したし。

幼稚園から高校まで同じ学校だったから、自分の知らない場所や自分の馴染みのない環境になれてなかったんだよね。だから、留学先では常に緊張状態で、冷静ではいられなかった。

―大変だったんだね。どうやって克服した?

一番の決め手は、ホストファミリーと打ち解けたこと。あるとき、ホストファミリーの家で自分の物がなくなるという事件があって、誰にも相談できないから、ずっと我慢してたの。いじめかと思って悩み続けてたんだけど、勇気を持ってホストファミリーに話したら、誤解が解けて、それがきっかけでホストファミリーとの絆を築けたんだ。それから、なんでも相談できるようになって、学校生活での悩みも聞いてくれて、すべてが上手く行くようになった。

現地では会話を重視した

―現地ではどう英語力を伸ばしたの?

友人やホストファミリーの会話で英語力を伸ばした。初めは、話せる会話の範囲が少なかったけれど、伝えたいことがうまく伝えられずもどかしかったので、わからないことは辞書で引いたり、日本にいる母に聞いたりした。あとは、ホストファミリーに英語に関する質問をたくさんしたかな。日本で習った文法は、会話には全く役に立たないって思った。現地では、文法力ではなく会話力を重視。そうしないとコミュニケーションがとれないから。

―現地で熱心に取り組んだことってある?

部活動かな。シーズンごとでやるスポーツが異なるけど、バレーボールとテニスに参加した。部活は、交友関係を広げるためにも、英語がわからないながら、がむしゃらに頑張った(笑)。それから、現地の英語の先生の子供のベビーシッターもした。交換留学生は、ESLを履修することができなかったから、現地の人たちと普通の英語の授業を履修したんだ。この仕事を通じて先生と仲良くなれて、質問などがしやすくなった。

―日本にはいつ帰国して、大学進路に関してはどう考えたの?

高校2年の夏休み入る前に帰国したので、個別指導の夏季講習に行って、1年間抜けていた数学を勉強したんだけど、自分には一般入試は無理だと思った。だから、推薦入試を考えて、TOEFLのスコアを上げるためにTOEFL専門の塾へ通うことにしたの。

大学は、英語以外にも学びたいことが色々あったので、兄が通っていた国際基督教大学が自分にも向いていると思い、受験して合格した。今は、言語教育を専攻しているけど、心理学にも興味があるので、こちらも勉強してます。

―大学生活はどう? 将来は、どういう道に進みたいの?

専攻科目は言語教育で、去年の夏に大学のプログラムでタイを訪問して英語を教えるボランティをしてきた! それはとても充実していて、自分の専攻を変えるきっかけにもなった。サークルはテニスと茶道サークルに入っています。アルバイトは週に2回。今年は就職活動をして、一度社会に揉まれて、世の中とはどういうものなのか知ってから、将来は英語を活かせる仕事をしたいと思っている。

―そろそろ時間だね。今日は、ありがとうございました!

こちらこそ、ありがとうございました!

James Madison High School :
http://www.pps.k12.or.us/schools/madison/

インタビューアから一言

吉住さんはもともと英語が学べる環境が揃っていたけれど、それに甘えずに、きちんと自らの道を開拓して行って、数々の困難にも打ち勝って来たのではないかと思います。彼女の行動が、幼少期の彼女の性格を変えて、今の素敵な彼女を作り出しているのではないかとも思います。私もぜひ見習いたい部分です。これからも、よろしくね!
立花友恵。1989年生まれ。東京都出身。幼稚園から小学校まで横浜で過ごし、中学・高校と私立和光学園へ通う。高校在学時に、オーストラリアのメルボルンに1年間、留学生としてForest Hill Collegeへ留学。現在、多摩大学グローバルスタディーズ学部3年に在籍中。大学では、バスケットボールサークルとボランティア・サークルHabitat For Humanityに所属している。